8月、すき家が「ポークロックカレー」を投入し、極厚豚肉のインパクトでSNS拡散を獲得した。同時期にかつやグループの「肉めし岡もと」や松のや、松乃家も期間限定カレー・季節メニューを相次いで発表し、大手チェーンの新作投入が業態内で連鎖している。一方で外食業の倒産件数は過去最多を更新し、来年4月からは外食とテイクアウトの消費税率差が9%に拡大する方針が閣議決定された。この記事を読むと、大手チェーンのボリューム訴求メニューがなぜ今拡散するのか、期間限定メニューをどう自店の武器に変えるか、そして税制変更が店内飲食型のカレー店経営にどう影響するかが分かる。話題性づくりと構造変化への備え、両方を同時に考える必要がある月だった。
なぜ「肉塊」がこれほど拡散したのか
すき家のポークロックカレーが話題化した要因は、視覚的なボリューム感という単純明快な訴求軸にある。890円から肉ダブル1230円、肉トリプル1570円まで量を選べる価格設計にしたことで、SNS投稿する側にも「どれを頼んだか」という会話のネタが生まれた。
