8月14日から9月1日の1か月、すし業界では回転寿司大手3社の戦略差が鮮明になりました。F&LCはスシローの客数増と京樽売却を進め、くら寿司は最低価格110円への引き下げと一部食材の値上げを同時に行い、かっぱ寿司はスイーツやコラボで非寿司メニューを強化しています。またコメ価格下落を受けた値下げ、松屋やくら寿司の高級業態展開、銀座おのでらの大衆化進出など、価格帯の再編も同時進行しています。この記事を読むと、大手3社の戦略の違いがどこから生まれているか、増収減益という決算が業界全体に何を示しているか、そして価格帯の上下二極化に自店がどう向き合うべきかが分かります。原価高騰と価格競争がせめぎ合う今、自店の立ち位置を見直すヒントになる内容です。
大手3社の明暗はなぜ生まれたのか
回転寿司大手3社の業績差は、価格戦略ではなく顧客からの信頼度の差から生まれている。F&LCは値上げをしても客数を増やし、かっぱ寿司は90円という低価格で客数を確保する一方、くら寿司は相対的に苦戦していると報じられた。同じ「値上げ」や「値下げ」という手段でも、ブランドが持つ体験価値の裏付けがなければ客数増につながらないことが、この3社の差から見て取れる。
