8月下旬から9月にかけて、栗・さつまいも・シャインマスカット・紅茶といった秋の定番食材を使った期間限定スイーツが、スターバックスやタリーズ、カフェ・ド・クリエ、資生堂パーラー、とらやなど業態も規模も異なる複数のブランドから一斉に発売されました。同時に、うかいグループが八王子で製造工程を見せる工房兼カフェを開業し、東京ばな奈が羽田空港にカフェスタンドを出すなど、物販中心だったブランドが「その場で体験する」業態へ踏み出す動きも目立ちました。この記事を読むと、大手が同じ食材テーマで一斉に商品を出す時期になぜ自店の限定メニューが埋もれてしまうのか、体験型店舗への転換が小規模店にどこまで応用できるのか、そして老舗菓子とのコラボや冷凍卸の仕入れ支援がどんな販路拡大の糸口になるのかが分かります。季節商戦が激化するこの時期こそ、自店の限定企画を「量」ではなく「立ち位置」で見直す視点が必要です。
なぜ今月、栗・芋・マスカットの限定スイーツがこれほど集中したのか
秋の定番食材が同時期に集中するのは、仕入れの旬と販促カレンダーが業界全体で一致しているためです。タリーズのシナモンパンプキンチーズケーキ、カフェ・ド・クリエのお芋とキャラメルのチーズケーキ、スターバックスの蜜芋フラペチーノ、資生堂パーラーやとらやの栗商品まで、規模も業態も異なるブランドが同じ「栗・芋・マスカット」というテーマで9月に商品を投入しています。
