9月のすし業界は、くら寿司の「ちいかわ」コラボ中止と過重労働訴訟、回転寿司3社の業績格差、そしてサイゼリヤやスシローに続く値上げの動きが同時に表面化した1か月だった。くら寿司は客単価が5.4%上昇した一方で客数が3.9%減り営業利益が45%減少、対照的にスシローとはま寿司は増収増益を維持している。かっぱ寿司はベトナム進出を進める一方で国内は4年ぶりの赤字に転落した。この記事を読むと、値上げが客数減につながる店とつながらない店の違いがどこにあるのか、大手のIPコラボや海外展開が個店の経営にどう関係してくるのか、そして食料品消費税1%への引き下げが外食とテイクアウトの力関係をどう変えるのかが分かる。価格・原価・集客の三すくみに直面する自店の打ち手を考えるための材料になるはずだ。
なぜ同じ回転寿司でも「値上げで客数増」と「値上げで客数減」に分かれたのか
価格戦略の違いが客数の明暗を分けた。スシローは定番商品を30円値上げした後に客数が増加したと報じられ、くら寿司は客単価が5.4%上がった一方で客数が3.9%減り、営業利益は45%も落ち込んだ。










