7月29日〜8月6日にかけて外食大手の決算・月次速報が相次いだ。王将フードサービスは営業利益52.8%減、サンマルクHDは牛カツ効果の鈍化、バルニバービは直近四半期84.7%減益と苦戦が目立つ一方、サイゼリヤは既存店売上13%増で株価が反発し、ギフトHDやすかいらーくは客単価戦略で伸びを続けている。同じ「原材料・人件費高騰」という逆風の中で、なぜ結果がこれほど分かれるのか。この記事を読むと、増収でも利益が残らない構造がどこにあるのか、値上げに踏み切れた企業と踏み切れなかった企業の違いがどこにあるのか、そして海外展開や税制変更(テイクアウト税率差9%)といった外部要因にどう備えるべきかが分かる。自店の月次数字を大手の決算と重ね合わせて位置づける材料としても読める内容だ。
なぜ大手チェーンの決算は「増収でも減益」が目立つのか
7月31日から8月5日にかけて発表された外食大手の決算は、売上は保ちながら利益が削られるという共通パターンを描いている。王将フードサービスは売上高282億円(前年同期比4.9%減)に対し営業利益は52.8%減、東和フードサービスも売上133億円(3.9%増)で過去最高を記録しながら営業利益は7.4%減だった。
