10月2日〜10日は、資さんうどんがガスト跡地やファミレス跡地を転換して出店を続ける一方、どん亭町田成瀬店が開業1年未満で撤退し、我孫子や仙台、岩手の中華・焼肉店が静かに閉店したことが相次いで報じられました。同じ週に、東京商工リサーチは居酒屋倒産が過去最多ペースで推移し年200件超えも視野に入ると発表しています。この記事を読むと、閉店と新規出店が実は同じ「空き物件」を巡る一つの動きであることが分かります。また、大手チェーンがなぜ居抜き物件を積極活用するのか、商業施設が飲食テナントを複数集めて複合開発を進める狙いは何かも整理できます。体力のある企業が物件を押さえ、個人店が静かに退場していくという構図は、これからの出店・閉店判断を考えるすべての経営者にとって無視できない論点です。
なぜ今週、閉店と出店のニュースがこれほど同時に並ぶのか
閉店と新規出店は別々の現象ではなく、一つの「物件の椅子取りゲーム」の表裏だと捉えられる。資さんうどんは横浜霧ケ丘店を閉店した「ラ・オハナ」跡地に、児玉店をガスト跡地に出店しており、いずれも既存チェーンの撤退物件をそのまま転換している。久留米の「焼肉ホルモンひろ屋」も閉店後すぐ同じ場所で和牛焼肉店「焼肉御縁」の開業準備が進んでおり、退場した店の立地と設備は、次の出店者にとって最も手に入りやすい経営資源になっている。








