8月5日から13日にかけて、タリーズのベーカリー併設店、壱角家の二刀流業態が100日で103店舗達成、精肉老舗「日山」の焼肉参入、軽井沢での手巻き寿司新業態(FTG Company、ふたご)、俺のフレンチのイタリアン強化など、既存の看板ブランドを持つ企業が相次いで新業態を打ち出したことが分かった記事群です。この記事を読むと、なぜ今、実績のある企業ほど新業態への進出を急いでいるのかが分かります。また、軽井沢や京都駅前など観光地に高単価業態が集中する理由も見えてきます。さらに、消費税の食料品減税や冷凍食品市場の拡大といった構造変化が、外食と中食の境界をどう揺さぶっているかも整理できます。単なる話題づくりに見える新業態ラッシュの裏には、既存業態の限界と客単価・客層拡大への切実な課題が透けて見えます。自店の次の一手を考えるうえで、他社がどんな理屈で動いているのかを知っておく価値は大きいはずです。
なぜ実績ある企業ほど新業態に踏み出すのか
既存業態で成功した企業ほど、新業態への進出を急いでいる。これが今週の記事群から見える最初の構造だ。壱角家と油そば総本店を組み合わせた二刀流店舗は100日で103店舗に達し、精肉老舗「日山」は百年培った目利きを武器に恵比寿で焼肉業態を始めた。タリーズはベーカリー併設店を、FTG Companyは焼肉・餃子で築いた運営力を手巻き寿司という新カテゴリーに転用している。
